問い・対話

ポニポニは、目の前の出来事やいわゆる社会課題を見立てるとき、常に「問い」を大事にしています。それは、目の前の出来事には背景や経緯があり、社会課題にはそれを生み出す構造があると考えているからです。それらを見出さないで取り組むと、物事の本質を取り逃し、解決から遠のいてしまうと思っています。
例えば、「日本企業、特に中小企業の生産性が低い」という事柄について、その理由を「経営者の能力不足」と考えていいのでしょうか。問いを立て、背景や構造を探っていくと、国が完全雇用を実現するための装置として企業を捉え、公共事業や補助金によって雇用を守る(どんな会社でも潰れないようにする)ことを優先する、つまり経営改善を阻むような政策があった、と見立てることもできます。それにより、経営者の意欲を引き出し、経営力を高め、再チャレンジを促進する政策こそが必要だという新たな方針を見出すこともできます。
見方を変えると、多くの「問い」は東京で立てられ、それに基づいて書かれた解決策(メニュー)を地方が実行する、という構図があったことにも気付かされます。だからこそ、私たちは、地方都市である大牟田で「問い」を見出し、全国や世界に発信したいと考えています。そして、その試みに賛同してくれる有識者や実践者に全国から集まってもらい、地域で生活や実践をする人たちも参加するなかで、対話によって「問い」を深めていく取り組みを続けたいと思っています。

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