地域コミュニティの活性化に関するハンドブック

大牟田市では人口減少、生活様式の変化や価値観の多様化などにより地域活動に参加する人が減少することで、地域コミュニティの維持が難しくなっています。2024年2月に、市民と有識者等からなる大牟田市協働のまちづくり推進委員会から、「誰もがコミュニティの一員であるという自覚が持てる、緩やかなつながりから始まる地域コミュニティづくり」を進めることなどが盛り込まれた提言書を大牟田市が受け取りました。その内容や地域活動のヒントとなる取り組みをわかりやすく地域コミュニティ組織の役員等に伝えるために、当団体がハンドブックの作成を担い2024年3月に発行されました。

ハンドブックを作成するときに大切にしたのは、現在の地域コミュニティ組織の役員の皆さんは頑張り過ぎるほど頑張っているため、とにかく負担を軽くし、肩の力を抜いてもらえるようにすることです。そのため、まず、現在の地域コミュニティの課題が頑張りの不足ではなく、地域社会の変化によるものであることをデータで伝えることにしました。そして、地域活動に参加していない人たちのニーズに寄り添う際のポイントを提案し、どうしたら業務負担を減らすことができるのかについてもわかりやすく具体的に伝えるように心がけました。また、ヒントとなる取り組みに関連する市内外の事例を紹介し、取り組むときのイメージを持ってもらいやすくしました。さらに、NPOなどのテーマ型コミュニティとの連携の可能性や連携のために必要な視点について、有識者にインタビューした内容をメッセージとして掲載しました。

このハンドブックをきっかけにさまざまなトライ&エラーが始まり、地域活動への参加者が増えることを願っています。
地域コミュニティの活性化に関するハンドブック PDF (10.6MB)