インフォナビゲーター養成講座

大牟田市生涯学習課からの委託事業として、「大牟田らしい人の可能性を引き出す情報社会の実現」をビジョンに掲げ、情報社会が抱える格差(デジタルデバイド)を理解し、情報技術やオンライン上にある様々な情報について、「人の可能性を引き出す」形でナビゲートすることができる人材のことを「インフォナビゲーター」と定義し、公民館職員や地域担当職員、地域包括支援センターの職員などを対象として実施しています。
ポイントは、デジタルデバイドが「機器の保有や使い方」「サービスの利用」として存在するだけではなく、「未知の世界(情報)との接点」という面においても存在していると位置付けたところにあります。そのため、具体的には、「がんの患者会」を例にとって当事者の立場だと仮定して検索して探してみることや、コロナ禍においてパート・アルバイトで働く人が受けられる支援に関する情報にどうやって辿り着くのか、DVや虐待を受けていて相談支援機関に行けない状況で一つの有効な支援策となるオンライン相談支援はどのようなものか、といったことについて学びました。また、コミュニケーションや情報発信についても大事な事柄であるため、zoomの使い方や住民向けの講座等の動画をYoutubeにアップロードする方法などについても実践しました。この事業を通じて、地域が抱える課題に寄り添い、情報技術も活用しながらナビゲートできる人材を広げていくことを目指します。

関連する活動領域

ポニポニの「社会システムデザイン」の取り組み