未来の教室
「未来の教室」は「一人ひとりが未来を創る当事者(チェンジ・メイカー)に育つこと」を目指した経済産業省の事業であり、その実施地域の一つとして採択を受け、事業を実施しました(2018年度)。ポニポニは、法人化前であったため、初期理事メンバーが代表を務める団体によるコンソーシアで事業を実施しました。
具体的には、企業の新規事業開発・サービス開発担当者向けに大牟田リビングラボを舞台として、参加者がマインドセットを転換し、自ら持ち込んだ企画をリフレームする機会から構成される6日間のプログラムとして実施しました。リビングラボのコーディネーターが一方的に方法や解決案を教えるのではなく、参加者・コーディネーターそれぞれが組織的な役割から離れてフラットなチームメンバーとなり、思い込みから離れ、人の奥にあるニーズを大切に考えるプロセスを重視しました。
参加者からは、「自分たちだけでは、ここ(ブラッシュアップされた企画)まで絶対に行きつけなかった」「本人にとって本当に必要なサービスを目指しながらも、簡単にサービス提供者側の都合が入り込んでしまうことに、気づかされた」「この 2 時間(ケース検討)でさえ、自分たちの初期仮説のどこに問題があるかクリアになった。通常のやり方だと、仮説の問題点に気づくまで、もっとコストをかけることになっただろう」などのフィードバックを得ることができました。