リビングラボ

リビングラボは、社会課題を官・民・市民の協働によって解決していく仕組みです。ポニポニは、創業以来、このアプローチを大事にしています。社会課題は、政策のみならず、多くの企業が事業において取り組むべきことである、という認識が広がりつつあります。一方で、「社会課題」として現実が抽象化され、日常生活や地域での実践において捉えられるものとは異なる、解像度を失ったものとして流通するという状況も起きています。私たちは、地域に根ざした団体として、高い解像度で捉えた社会課題(地域課題)を、対話を通して深め、行政や企業の文脈に翻訳し、協働して新たな政策やサービスを生み出すことに取り組んでいます。
例えば、スリープテックと言われる技術は、センサーを通じて寝ている間に得られる情報を分析し、疾病を予測することを目指そうとしています。しかし、その疾病が現在の医学では治せないものであったらどうでしょうか。むしろ「知らない権利」が守られることも必要かもしれません。「知り方」を注意深く検討し、UXやビジネスモデルに反映させることが重要かもしれません。私たちは、医療・介護の現場で日々実践している専門職との対話を通してこのような気づきを得ることができ、企業と共有しました。社会課題への解像度の高い認識、現場の実践者が持っている観点を政策やビジネスに生かすことができれば、よりよい社会の実現に寄与できると思っています。

大牟田リビングラボ ウェブサイト

ポニポニでは、生活者のリアリティを踏まえた事業・サービス開発や地域との共創にご興味のある企業のみなさんとの協働を進めています。以下のようなサービスメニューを準備していますので、お気軽にお問い合わせ・ご連絡ください。

▼メニュー A【社会実装に向けたサービス検討】
ポニポニは日常の活動のなかから地域の課題を見出し、大牟田市(行政)、地域の事業所、教育研究機関などと協働しながら社会課題解決に取り組むプロジェクトを立ち上げてきました。既に立ち上げているプロジェクトと企業の事業・サービス検討領域が重なる場合、生活者や社会構造のリアリティを伴った形でサービスコンセプトやユーザ体験設計の示唆を検討することができます。また、企業から持ち込まれたテーマが地域においてもクリティカルなものである場合、新たにプロジェクトを立ち上げることも可能です。開発したサービスを社会実装するトライアルを協働することができます。

テーマ:高齢者分野全般、介護予防、社会参加、居住・コミュニティ、等

▼メニュー B【地域の目線で問いなおす対話】
ポニポニは大牟田市(行政)と包括協定を結び、行政と協働した政策形成や民間が主導するプロジェクトを進めています。これまで政策形成において実施した各種調査、地域に根ざした事業やプロジェクトを通じて、地域のさまざまな課題に触れてきました。リアリティある立場を生かし、企業が事業化やサービス開発を検討しているテーマについて、地域の目線でコンセプトやユーザ体験設計について問い直す(リフレームする)対話を持つことができます。必要に応じて、地域の関係者や実践者もアテンド可能です。企業から地域へとテーマを持ち込んでもらうことも歓迎です。

テーマ:高齢者分野全般、介護予防、社会参加、居住・コミュニティ、交通・移動、教育、就労、障がい、等

▼メニュー C【社会のあり方を問いなおす対話】ポニポニは本質的な問い(課題設定)を見出すために有識者との対話を行っています。これまでも、老い、障がい、食、社会保障、住まい、アクセシビリティ、アイデンティティ、テクノロジー、持続可能性、社会システムなど社会のあり方について、気鋭の研究者や先駆的な実践者とともに問い直してきました。東京や大阪でテーマを考えるのではなく、日本全体の20年先をゆく高齢化が進むと言われる地方都市大牟田において、リアリティと未来志向の高い抽象度を行き来する対話を設定することで、より踏み込んだ問いだてと深掘りができると考えています。 湯リイカ

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