社会システムデザイン方法論

木村篤信

ポニポニは、現代社会で起きている問題の多くが、社会システムが現実に合わなくなっていることによって引き起こされていると考えている。事後的、対処的な対応は、そのシステムを延命させることに終始し、根本的な問題解決や目指す未来の実現には辿りつかない。

これは例えていうならば、バケツの「水漏れ」という問題が生じているときにどう対処するか、ということだ。水漏れしている箇所の穴をふさぐ対処的なアプローチだけでは、問題が生じる構造は温存され、また同様の水漏れが生じる。そうではなく、バケツを巡る一連の水の出入りを構造的に捉えて転換するアプローチが必要になる。

これまでNTT研究所や地域創生Coデザイン研究所とともに、社会システム、地域経営、リビングラボなどを主題としながら、研究を行ってきた。ここではその一部を紹介する。

社会システムデザイン方法論1.0 (PDF 534KBytes)
超高齢社会「以後」の地域経営モデル 【中編】リビングラボの構造転換

社会システムデザイン方法論を提案した論文

基本的なリビングラボの特徴と効果、課題をまとめた論文

リビングラボのような共創活動が持続するための仕組みについて述べた論文【グッドプレゼンテーション賞受賞】

企業のイノベーション創出につながるリビングラボについての論文

日本のリビングラボの構造的課題とそれを乗り越える可能性について述べた論文

本質的な社会課題解決(社会システムのアップデート)の共創手法を提案している論文

地域創生Coデザイン研究所のスコープを示した論文

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