ポニポニピープル Dialogue 001 竹本直樹
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ある意味では2018年の創設前から、ポニポニと関わり続けてきた竹本直樹さん。ポニポニメンバーとの出会いをはじめ、湯リイカや高泉団地、にんげんフェスティバルなどプロジェクトとの関わりや、そこでの個人的な想い、ご自身の職業である延寿苑 (社会福祉法人福因寺福祉会) について、語っていただきました。
(2023年8月9日収録 / 聞き手・鶴岡章吾)
ポニポニピープル
竹本直樹さん
鶴岡章吾
本日はよろしくお願いします。
早速ですが、竹本さんのお仕事を簡単に教えてもらえますか?
竹本直樹 社会福祉法人「延寿苑」の事務員です。役職は事務次長です。
鶴岡章吾 でも、竹本さんが事務作業しているとは、想像がつきませんよ。
竹本直樹 肩書は事務次長ですが、基本的に事務作業をしているわけではありません。常々、今の社会福祉の在り方や、高齢者事業の在り方が、転換期を迎えているのではないかと思っています。私は、先駆的な活動や、違った目線から福祉を捉え直すことに取り組んでいます。
鶴岡章吾 どのようにこのキャリアをスタートされたのですか?
竹本直樹 私は、他の業種からの転職組で、介護の「か」の字も知らずに、今の職場に就職しました。入社してすぐに、介護福祉関係の団体(大牟田市介護サービス事業者協議会)に飛び込み、さまざまな人たちと知り合いました。その人達と、どのような連携を取ればよいかを、勉強することから始めたのです。
鶴岡章吾 知り合い作りといいますか、業界にどのような人たちがいるかを知るために、いろいろな団体に飛び込まれたのですね。その後は、どのような経緯でポニポニに出会われたのですか?
竹本直樹 こうした活動の中で、菅原さん(医療法人CLSすがはら 専務理事)と知り合いました。彼と仲良くなって、この業界の苦しさやモヤモヤしてる部分について話し合いました。そうこうしているうちに、菅原さんたちが大牟田未来共創センター(ポニポニ)という団体を新たに立ち上げられたのです。ここが始まりです。
鶴岡章吾 ポニポニの創設のころから関わっていらっしゃったのですね。ポニポニが立ち上がった当初は、正直なところどのような印象をお持ちでしたか?
竹本直樹 社会福祉法人の職員としての私と接する方もいらっしゃいましたが、ポニポニの立ち上げメンバーである原口さんや山内さんたちは、私「個人」としての意見を尊重して話を聞いてくれました。各人の観点がすごく違う、ということが印象に残っています。こうした観点と考え方が、福祉業界の新しい切り口になっていくのではないかと思うと同時に、一緒にいて楽しかったのです。
鶴岡章吾 そうですね。すごく刺激的な人たちです。