ポニポニピープル Dialogue 008 猿渡春香
(5/8)ポニポニ、なんだそれ
菊地玄摩 「ポニポニ」の話をさせてください。ポニポニの設立は2019年ですが、梅本さんとの繋がりはそれ以前からあったんですね。
猿渡春香
そうですね。私が最初に「大牟田未来共創センター」を知ったときは、「なんだそれ」という印象でした。当時の代表だった菅原さんは大牟田の方だから知っていたんですが、原口さんは名前を聞いたことがあるくらいで。大牟田未来共創センターの名前が出たときに、知り合いから「大牟田未来共創センターって何?」と聞かれたことがあったけど、「いや、わかりません。福祉かなんかやってんじゃないですかね」みたいな理解でした。
梅本くんは当時大牟田市の職員でしたね。梅本くんの上司が、「大牟田た~んとよかとこ協議会」の当時の担当課長だったのがきっかけで紹介されたんです。
菊地玄摩 ああ、そういうつながりなんですね。
猿渡春香 そうそう。「ふ〜ん」という感じでした。やっぱり私と遠いんじゃない? という感じを持っていました。ただ、梅本くんが市の職員を退職したあとは関わりが増えるようになった。
菊地玄摩 梅本さんがいたのは大牟田市総合政策課ですね。
猿渡春香 そうです。当時の副市長が大牟田の今後の公共交通を気にされていることもあって、私が玉川校区で地域住民主体の乗り合いタクシーをやっていることをご存知でした。今後そういうことが広がっていくかもしれないし、医療や介護でも移動交通はかなり問題になっているということで、総合政策課は交通の担当部署ではなかったのですが、いろいろ検討したいということでした。
猿渡春香 私の主観ですが、公共交通の政策を考える時に、市の職員さんは「バスはバス」「タクシーはタクシー」という風に分けて考えたがるのですが、梅本くんは広い視点で、「そもそも交通とは」という認識だったんですよ。
菊地玄摩 うん、うん。
猿渡春香
「この人面白いな、やっぱ変わっとる気がする」と思ったのが最初でした。それまで交通の話になったことは何回かあったのですが、「部署が違うから」とか、「自分の担当じゃない」とか言われることが多かったのですが、そういうことを梅本くんはまず言わない。そのスタンスがやっぱりすごいなと思ったし、もちろん勉強もしていたし、「スーパー公務員久しぶりに現れた」と思いましたね 笑
菊地玄摩 フフフフ 笑
猿渡春香 その梅本くんの上司の方も、紛れもないスーパー公務員だと思っていたのですが、重要なのは頭の良さとかではなく、「どれだけハートがあるのか」ということなんです。ハートがあるからこそ、やりたいこととか、地域に対する思いが出てくるわけで。そうなると「進めないといけない」ということの説得力が増すじゃないですか。
菊地玄摩 そうですね。
猿渡春香 そこから2年ぐらいかな。パンデミックになって梅本くんが急遽ワクチン接種の部署に手伝いに行かなければいけなくなりました。業務が落ち着いて総合政策課に戻ってきたんだけど、そのタイミングで「退職しようと思ってる」と言うんです。私もびっくりしたんですが、同時に「玉川校区の移動手段検討には関わらせて欲しい」と言ってきたので、「梅ちゃんさすが!」と思いましたね。「もうこれ以上関われません」と言われたら、きっと私は怒ったと思うので、やっぱりその辺りがうまいなあと思いました 笑
菊地玄摩 なるほど 笑
猿渡春香 それから結局NTT西日本に行かれて、ポニポニにも関わる、という流れで。そのときに、私は初めて「ねぇ、ポニポニって、何?」と聞きました。
菊地玄摩 そこまでもチラついていたけれど、あまり聞かなかったんですね。
猿渡春香 そうそう。梅本くんが関与してることはわかっていたけど、私とリンクするところがあるとは思えず。なにか狭い分野、福祉だったりとかそういうとこかなと思っていたので、聞いたんですよ。
菊地玄摩 梅本さんは何とおっしゃっていましたか。
猿渡春香 「うーーーん」て 笑 「ポニポニ=福祉」ということではない、産業振興にも関わりを持ちたい…と色々言われて、「何かに縛りたくない」みたいなことを言っているんだろうくらいの理解で終わったんですよ。
菊地玄摩 あんまり心惹かれた感じではないのですね。
猿渡春香 そうそう、「ふ〜ん」という感じで。やっぱり私と遠いんじゃない? という感じを持っていました。ただ、梅本くんが市の職員を退職したあとは関わりが増えるようになった。市の総合政策課って、めちゃくちゃ忙しいんですよね。
菊地玄摩 なるほど。
猿渡春香 梅本くんと密に関わるようになってから、ちょっとずつ「こういうこともポニポニ、やるの?」みたいなやりとりが出てきました。「あ、そうそう。今度やるんだよね」という感じで。